美肌(ビタミン剤、トラネキサム酸)

美しい肌を手に入れたいと願っている方は多いのではないでしょうか。しかし、シミやくすみ、肌のハリ不足など、年齢とともに増える肌の悩みに悩まされている方も少なくありません。これらの肌トラブルは、放置するとシミが定着したり、肌の弾力がさらに失われてしまい、改善が難しくなることがあります。

VERDE CLINICお茶の水では、ビタミン剤やトラネキサム酸を用いた美肌治療を提供しており、初診からオンライン診療が可能です。御茶ノ水駅から徒歩3分のアクセスの良さで、忙しい方でも通いやすい環境です。美しい肌を取り戻したい方は、ぜひ一度ご相談ください。

目次

美肌(ビタミン剤、トラネキサム酸)の概要

シミ、シワ、くすみなど、肌の悩みは尽きません。肌悩みの原因は、加齢や紫外線、ストレスなど、私たちの身近に潜んでいます。

肌悩みを解決するために、ビタミン剤やトラネキサム酸が有効な場合があります。ビタミン剤は、体の中から肌の健康をサポートする栄養素です。肌のターンオーバーを促進し、シミ・くすみのない明るい肌へと導きます。

ビタミンCは、コラーゲンの生成を助けることで、肌にハリとツヤを与えるサポートをします。さらに、シミの原因となるメラニンの生成を抑える効果が期待されます。ビタミンEは、強い抗酸化作用を持ち、紫外線などの外的刺激から肌を守り、シミやシワの予防に役立つとされています。

トラネキサム酸は、メラニンの生成を抑え、炎症を抑える効果があります。シミやシワだけでなく、ニキビや肌荒れの改善にも効果が期待できます。左右対称にできるシミ「肝斑」に効果を発揮するのが特徴です。

トラネキサム酸は、メラニンを生成する細胞「メラノサイト」を活性化するプラスミンという物質のはたらきを抑えることで効果を発揮します。治療法としては、肌に直接塗布する外用薬と、体内に取り入れる内服薬があります。

しかし、効果や副作用には個人差があります。自己判断で服用するのではなく、医師に相談することが大切です。医師は、あなたの肌の状態や体質などを考慮し、適切な治療法を提案してくれます。

対象となる方

ビタミン剤やトラネキサム酸による肌トラブル改善治療の対象となる方は、以下のような特徴や悩みを持つ人々です。

  • シミ、そばかす、くすみなどの色素沈着に悩んでいる方
  • 肌のハリや弾力の低下が気になる方
  • 肌のターンオーバーを促進したい方
  • 紫外線などの外的要因から肌を守りたい方
  • 肝斑(かんぱん)に悩む30〜40代の女性
  • ニキビ跡や炎症後の色素沈着に悩む方
  • 全体的な肌質の改善を目指す方
  • 美白効果を求める方
  • 肌の老化予防に関心がある方

ただし、妊娠中や授乳中の方、心臓病や腎臓病などの持病がある方、血栓症の既往歴がある方は注意が必要です。また、アレルギー体質の方や、医師が治療に適さないと判断した場合は対象外となります。

効果には個人差があるため、医師との十分な相談のもと、適切な治療計画を立てることが重要です。

効果

美肌治療の効果は、使用する治療法や肌の状態、体質によって異なります。以下に、当院で提供しているビタミン剤やトラネキサム酸による美肌治療の効果について説明します。

ビタミン剤の効果

ビタミン剤は、肌のターンオーバーを促進し、シミやくすみを改善する効果があります。特にビタミンCやビタミンEは、美肌に欠かせない成分として広く知られています。

  • ビタミンCの効果
    ビタミンCは、コラーゲンの生成を促進し、肌のハリや弾力を保つ効果があります。また、メラニンの生成を抑制することでシミやくすみの予防・改善に役立ちます。抗酸化作用も持ち、肌の老化を遅らせるはたらきがあります。
  • ビタミンEの効果
    ビタミンEは強力な抗酸化作用を持ち、紫外線などの外的要因から肌を守り、シワやたるみの予防に効果的です。肌の細胞を保護し、若々しい肌を維持することが期待できます。
  • ビタミンB群の効果
    ビタミンB群は、新陳代謝を活性化させ、健康的な肌を保つのに重要です。肌細胞のターンオーバーを正常に保ち、くすみや肌荒れの改善に役立ちます。

トラネキサム酸の効果

トラネキサム酸は、シミや肝斑、そばかすなどの色素沈着に効果的です。メラニンの生成を抑えることで、肌のトーンを均一に整える効果が期待されます。

  • 効果が現れるまでの期間
    個人差はありますが、一般的に3〜6か月ほどで効果を実感できる方が多いです。ただし、シミや肝斑の改善には継続的な治療が必要であり、定期的に使用することで効果が現れると考えられています。
  • トラネキサム酸の役割
    特に、女性に多く見られる肝斑の改善に有効で、ホルモンバランスの乱れによるシミにも効果が期待できます。炎症を抑える作用もあり、肌の赤みやニキビ跡の色素沈着にも効果を発揮します。

効果が出るまでの期間別の目安

これらの治療法の効果には個人差があり、実感できるまでの期間や効果の程度も異なります。以下は、効果が期待できる期間の目安です。

  • 初期段階(1〜3か月以内):トラネキサム酸やビタミン剤を使い始めて1〜3か月の間は、シミが徐々に薄くなり、肌のトーンが改善され始めることが期待されます。
  • 3〜6か月:治療を続けることで、シミや肝斑がさらに目立たなくなり、肌のくすみが改善されます。また、肌のハリや弾力が戻り、透明感が出てくる時期です。
  • 6〜12か月:継続的な治療によって、肌全体の明るさや透明感が向上し、シミや色素沈着がかなり改善された状態が期待できます。

美肌を保ちたい方やシミ・そばかすに悩んでいる方は、早めに医師に相談し、適切な治療を開始することが大切です。

施術方法

VERDE CLINICお茶の水では、患者さん一人ひとりの肌の状態やお悩みに合わせて、内服治療や外用治療を提案し、美肌改善をサポートしています。

施術の流れ

まずは、問診票にご記入いただきます。問診票では、現在の症状や治療に関するご希望だけでなく、生活習慣や既病歴などもお伺いします。患者さん一人ひとりに最適な治療法を選択するために必要な情報となります。

  1. カウンセリング
    患者さんのお肌のお悩みや希望を詳しくお伺いします。「シミやそばかすが気になる」「肌のトーンを明るくしたい」など、どんな些細なことでもご相談ください。健康状態やアレルギーの有無、服用中の薬についても確認いたします。
  2. 診察
    医師が、肌の状態を丁寧に診察します。シミの種類(日光性色素斑、肝斑、炎症後色素沈着など)やニキビの程度、肌の乾燥度や毛穴の状態、肌質全般を総合的に判断し、最適な施術方法を決定します。
  3. 説明
    診察結果に基づき、施術内容や期待できる効果、リスク、費用について、わかりやすく説明します。不明な点や不安があれば、気軽に質問してください。すべてに納得していただけたら、施術を開始します。
  4. アフターケアの説明
    施術後のケアについて、具体的に説明いたします。ご自宅で使えるホームケア用の製品などもご案内します。また、必要に応じて、経過観察のための定期的な来院をご案内します。
  5. 次回予約
    必要に応じて、次回のご予約を承ります。

施術によるリスク

ビタミン剤の内服は、比較的副作用が少ないとされていますが、体質によっては、胃腸の不快感、吐き気、下痢などを引き起こす可能性があります。また、高用量を長期間服用すると、腎臓や肝臓に負担がかかる可能性もあります。

トラネキサム酸の内服は、まれに血栓症のリスクが報告されています。トラネキサム酸が血液を固まりやすくする作用があるためです。そのため、医師の指示なしで自己判断での服用は避けてください。血栓症は、脳梗塞や心筋梗塞などの命に関わる病気の原因となる可能性があり、特にリスク因子をお持ちの方は慎重な対応が必要です。

特に、血栓症のリスク因子として、加齢、喫煙、高血圧、糖尿病、脂質異常症、肥満などがあげられます。これらのリスク因子をお持ちの方は、トラネキサム酸の内服により、さらに血栓症のリスクが高まる可能性があります。

注意事項・禁忌

ビタミン剤やトラネキサム酸による治療を安全に進めるためには、以下のような注意事項や禁忌を守っていただく必要があります。

  • 妊娠中や授乳中の方
    妊娠中や授乳中の方は、ビタミン剤やトラネキサム酸の影響を受ける可能性があるため、服用前に必ず医師に相談する必要があります。
  • 心臓病や腎臓病などの持病がある方
    持病がある方は、ビタミン剤やトラネキサム酸の服用が体にどのような影響を与えるかを考慮し、医師と十分に相談してください。特に、腎機能や心臓機能に問題がある方は注意が必要です。
  • 血栓症の既往歴がある方
    トラネキサム酸は血液を固まりやすくする作用があるため、過去に血栓症の既往歴がある方やピルを服用している方は、服用を避けるべきです。
  • アレルギーのある方
    ビタミン剤やトラネキサム酸にアレルギー反応を起こしたことがある方は、服用を控える必要があります。過去にアレルギー反応を経験した場合、医師にその内容を詳しく伝えてください。

トラネキサム酸やビタミン剤の治療が適さないと医師が判断した場合、他の治療法を検討する必要があります。服用に伴うリスクや副作用については、医師の指示に従いましょう。

安全に治療を進めるため、少しでも不安があれば医師に相談し、適切なケアを受けることが大切です。

施術後のケア方法

施術後のお肌は乾燥しやすくなっています。以下のポイントを押さえ、適切なケアを行うことで、施術の効果を最大限に引き出し、肌の健康を保ちましょう。

保湿ケア

洗顔後や入浴後には、すぐに化粧水や乳液、保湿クリームなどを使用して、肌に潤いを与えましょう。お肌が乾燥しやすい状態の時は、こまめに保湿を行うことが大切です。特に施術後の敏感な肌には、低刺激の保湿剤を選び、やさしくケアしてください。

紫外線対策

紫外線は、シミ・そばかすを引き起こす原因となるため、日焼け止めをしっかりと塗ることが重要です。日焼け止めは、SPF30以上、PA++以上のものを選び、外出前に忘れずに塗りましょう。さらに、2~3時間おきに塗り直すことで、効果を持続させることができます。外出時は、日傘や帽子、サングラスなどを利用して、肌を紫外線から守りましょう。

バランスの取れた生活習慣

健康的な肌を維持するためには、栄養バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動が欠かせません。特に、ビタミンCやビタミンEなどの抗酸化作用のある栄養素を摂取することで、肌の修復を促進できます。

ストレスの管理

ストレスは肌トラブルの原因となることがあります。日々の生活でストレスを感じた場合は、趣味やリラックスできる環境を作り、ストレス解消に努めましょう。リラックスする時間を取ることで、肌の状態も改善されやすくなります。

施術後のケアを丁寧に行うことで、肌の健康を保ち、施術の効果をしっかり実感できるようになります。

ビタミン剤、トラネキサム酸に関するよくある質問

ビタミン剤やトラネキサム酸について、患者さんからよくいただく質問にお答えします。

Q1.ビタミン剤はたくさん種類があって、どれを選べばいいのかわかりません。

ビタミン剤にはさまざまな種類があり、それぞれ異なる役割を持っています。美肌効果を求める場合には、特にビタミンC、ビタミンE、ビタミンB群などが効果的です。

  • ビタミンC:コラーゲンの生成を助け、シミ・そばかすの原因となるメラニンの生成を抑える効果があります。
  • ビタミンE:抗酸化作用で、紫外線などの外的要因から肌を守り、老化を防ぎます。
  • ビタミンB群:肌の新陳代謝を促し、ニキビ跡や肌荒れを防ぐ効果が期待できます。

自分に合ったビタミン剤を選ぶためには、医師や薬剤師に相談することをおすすめします。

Q2.ビタミン剤は本当に効果がありますか?

ビタミン剤の効果には個人差があります。例えば、ビタミンCはコラーゲン生成やシミ予防をサポートするはたらきがありますが、効果が現れるまでには数か月かかることもあります。また、ビタミン剤の効果を高めるためには、バランスの取れた食生活や睡眠、適度な運動を心がけることが大切です。

Q3.トラネキサム酸は副作用が心配です。

トラネキサム酸は比較的副作用が少ない薬ですが、まれに吐き気、胃もたれ、食欲不振などの胃腸症状や、発疹やかゆみ、さらに血栓症のリスクが報告されています。副作用が現れた場合は、速やかに医師に相談してください。

Q4.トラネキサム酸はどんなシミに効果がありますか?

トラネキサム酸は、シミ、そばかす、肝斑などの改善に効果があります。特に、30〜40代の女性に多く見られる肝斑に対して有効です。肝斑は、ホルモンバランスの乱れや紫外線が原因と考えられており、トラネキサム酸はこの症状の改善に広く使用されています。

Q5.ビタミン剤やトラネキサム酸はどのくらいで効果が出ますか?

効果には個人差がありますが、一般的にはビタミン剤は数週間から数か月、トラネキサム酸は数か月から半年程度で効果が現れます。シミの程度や肌質、生活習慣によって異なるため、自己判断で服用を中止せず、医師に相談しましょう。

Q6.ビタミン剤やトラネキサム酸にはどのくらいの費用がかかりますか?

当社では、このページ下部に記載されている料金表以上の金額を請求しない、わかりやすく安心できる料金体制を取っております。詳しくはそちらをご参照の上、お問い合わせください。

Q7.ビタミン剤やトラネキサム酸はどのくらいの期間、服用すればいいですか?

服用期間は症状や効果に応じて医師が判断します。効果を持続させるためには、継続的な服用が必要です。医師の指示に従い、自己判断で中断せずに服用を続けてください。

参考文献

Neagu N, Conforti C, Agozzino M, Marangi GF, Morariu SH, Pellacani G, Persichetti P, Piccolo D, Segreto F, Zalaudek I, Dianzani C. Melasma treatment: a systematic review. The Journal of dermatological treatment 33, no. 4 (2022): 1816-1837.

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