GLP-1体重管理外来
「自己流ダイエットでは限界がある」
当院では、BMI23以上の方を対象に、GLP-1作動薬を中心とした医学的アプローチで、体重コントロールをサポートしています。
医師が診療毎に、体重変化や副作用を確認しながらサポートします。
初回の対面診療では、スライド資料を用いて薬剤ごとの特徴や、最新の臨床研究結果(論文)をもとに、わかりやすくご説明いたします。

💉マンジャロ(チルゼパチド皮下注)
・メーカー:イーライリリー
・タイプ:週1回、使い捨て注射
・特徴:GIPとGLP-1のデュアル作用
・初回:対面診療

💉オゼンピック(セマグルチド皮下注)
・メーカー:ノボノルディスク
・タイプ:週1回、ダイヤル式注射器
・診療:初診からオンライン診療可

💊リベルサス(セマグルチド内服錠)
・メーカー:ノボノルディスク
・タイプ:毎朝、空腹時に内服
・特徴:GLP-1で唯一の飲み薬
・診療:初診からオンライン診療可
🚫対象外となる方
以下に該当する方は、当院ではGLP-1作動薬による治療を実施しておりません。
✖ 治療開始前のBMIが23未満の方
✖ 妊娠中、または産後3か月以内(中絶・流産を含む)
✖ 妊娠希望または授乳中の方
✖ 膵炎の既往がある方
✖ 胆石・胆嚢炎・胆管炎の既往がある方
✖ 重度の胃腸障害(例:胃の摘出手術歴、イレウスなど)
✖ 甲状腺髄様癌(MTC)の既往歴または家族歴
✖ 多発性内分泌腺腫瘍症2型(MEN2)の方
✖ ワーファリン(抗凝固薬)を内服中の方
💉マンジャロをご希望の方へ
マンジャロ(チルゼパチド)をご希望の方は、初回は対面診療となります。再来からオンライン診療がご利用いただけます。
診察ではスライドを使用して薬剤の特徴やエビデンスを丁寧にご説明いたします。
💉マンジャロ(チルゼパチド)
・メーカー:イーライリリー
・タイプ:週1回・使い捨て注射
・特徴:GIPとGLP-1のデュアル作用
・使用感:1回ごとに使い切り
・使用方法:2.5mgから開始し、毎月段階的に調整(例:5mg→7.5mg…)
🧬【オプション】血液検査(最短10分・¥3,000)
検査時間:約10分(院内迅速機器を使用)
検査項目: 肝臓(AST, ALT, GGT)、胆嚢(直接ビリルビン)、糖尿病(グルコース)、腎臓(クレアチニン)、膵臓機能(アミラーゼ)の評価
📋診療の流れ
- 来院予約
- Web問診票の入力(📝 問診票を入力する)
- 初回は対面診察+スライドによる薬剤説明
- 処方・服薬指導
💊オゼンピック・リベルサスをご希望の方へ
初診からオンライン診療が可能です。診療は ZOOM または電話にて行います。
ご希望があれば対面診療も可能です。
💉オゼンピック(セマグルチド皮下注)
・メーカー:ノボノルディスク
・タイプ:週1回・ダイヤル式自己注射(複数回使用)
・使用方法:0.25mgから開始し、4週後に0.5mgへ増量し適宜増減
💊リベルサス(セマグルチド内服)
・メーカー:ノボノルディスク
・タイプ:毎朝内服(空腹時に服用)
・特徴:GLP-1では唯一の飲み薬
・使用方法:3mgから開始し、4週後に7mg、必要があれば14mgへ
📋診療の流れ
- ご予約
- Web問診票の入力(📝 問診票を入力する)
- 診療(オンラインまたは対面)
- オンライン診療の場合:診療終了後にSTORES請求書決済リンクをメールで送付 → クレジットカードでお支払い → 薬剤発送(送料¥1,000/オゼンピックはクール便)
- 対面の場合:診療後に院内でお支払い(現金・クレカ・交通系IC・iD・QUICPay対応)
❌キャンセル・変更について
ご予約時間までであれば、キャンセル・変更が可能です。
💊価格表(診察料込み・税込)
薬剤名 | 容量・回数 | 料金 |
---|---|---|
マンジャロ皮下注 | 2.5mg(4本) | ¥16,800 |
マンジャロ皮下注 | 5mg(4本) | ¥27,800 |
マンジャロ皮下注 | 7.5mg(4本) | ¥44,800 |
オゼンピック皮下注 | 2mg(1本) | ¥17,900 |
リベルサス内服 | 3mg(30日分) | ¥8,300 |
リベルサス内服 | 7mg(30日分) | ¥14,300 |
リベルサス内服 | 14mg(30日分) | ¥19,300 |
GLP-1治療中に大切な生活習慣とリバウンド対策
GLP-1薬の効果を最大限に引き出すためには、食事・運動・生活習慣の改善が不可欠です。
【1】筋肉の維持:タンパク質を意識
- 毎食20〜30gのタンパク質(魚・豆・豆腐・ひよこ豆など)を摂取
- 運動中は体重1kgあたり1.0〜1.5gのタンパク質を目安に
- 食欲低下時はプロテインシェイク(タンパク質20g以上)も活用
【2】エネルギー不足を防ぐ:小分けに栄養補給
- 果物・ナッツ・無糖ヨーグルトなどを間食に
- オートミールやサツマイモなど、消化が緩やかな炭水化物を中心に
- オリーブオイル・アボカドなど良質な脂質を追加
【3】副作用の予防:症状別の食事アドバイス
- 吐き気や食欲不振:脂っこい食事を避け、全粒トーストやショウガ入りのお茶を活用
- 胸やけ:少量ずつの食事、食後すぐに横にならない、香辛料控えめ
- 便秘:水溶性・不溶性食物繊維をバランスよく、水分摂取も意識
【4】水分補給は「意識的に」
- 1日2〜3リットル(約8〜12杯)の水分を目安に
- スープ、スイカ、きゅうりなども活用
- カフェイン・アルコール・砂糖入り飲料は控えめに
【5】避けたい食事・習慣
- 極端なカロリー制限はNG(脱水・疲労・栄養失調・腎障害のリスク)
- ヴィーガン食の方はビタミンB12・鉄・タンパク質不足に注意
【6】サプリメントは必要?
基本は食事からの栄養摂取が理想です。以下に当てはまる場合は、医師に相談のうえサプリ補給を検討してください。
- 乳製品を摂らない
- 日光にあたる機会が少ない
- 吸収障害・制限食がある
必要に応じて、ビタミンD・カルシウム・マルチビタミンの補給を行います。
【7】運動は3ステップで継続を
- まずは1日10分の中強度運動(早歩きなど)から
- 最終的には週150分を目標に
- 筋トレ(スクワット・ランジ・バンド)を週2~3回、各30分程度
- 理想は毎日30〜60分+週2〜3回の筋トレ
【8】リバウンドを防ぐために
- 薬をやめた後も生活習慣の継続が大切
- 運動:毎日60分+週2〜3回の筋トレ
- タンパク質を十分に摂取
【9】進捗の「見える化」でモチベーション維持
- スマホアプリや紙のノートで食事・運動を記録
- 写真で記録するだけでもOK
- 医療スタッフと共有してサポートを受けやすく
GLP-1薬は、正しい生活習慣との組み合わせによって最大の効果を発揮します。無理せず、自分のペースで継続していくことが、健康的な体と心の未来につながります。
📰医師監修コラムのご紹介
GLP-1や体重コントロールに関する医師監修コラムを掲載中です。治療の理解を深めたい方はぜひご覧ください。
▶ GLP-1ダイエット薬を服用中の方へ-―-正しく理解し、よりよい結果を目指すために
▶ GLP-1受容体作動薬:15種類の比較とその効果
▶ カグリセマ(CagriSema):次世代GLP-1受容体作動薬
▶ セマグルチドの歴史と種類:糖尿病から肥満治療への進化
▶ ゼップバウンド(チルゼパチド)、厚生労働省で承認
▶ チルゼパチドの3年間の効果:驚異的な体重減少と糖尿病発症リスク90%減
GLP-1の薬剤について
副作用
・胃腸障害(便秘、下痢、お腹のハリ、胃のムカつきなど)
・膵炎(激しい腹痛、激しい背中の痛み、吐き気、嘔吐など)
・低血糖症状(空腹感、冷や汗、ふるえ、動悸、だるさなど)
未承認医薬品等(異なる目的での使用)
当院取扱のGLP-1受容体作動薬は、2型糖尿病の治療薬として厚生労働省に承認されています。肥満治療目的での処方については国内では承認されておりません。そのため医薬品副作用被害救済制度の対象外となります。
入手経路等
国内の医薬品卸業者より国内承認薬を仕入れしております。
国内の承認医薬品等の有無
国内では、ウゴービ(セマグルチド)、ゼップバウンド(チルゼパチド)が肥満症治療薬として承認されています。
諸外国における安全性等に係る情報
GLP-1受容体作動薬は、アメリカのFDA、EU27か国のEMA、韓国のMFDSにおいて、肥満症の適応で承認を取得しているお薬です。
📍当院について
VERDE CLINIC お茶の水
・アクセス:JR御茶ノ水駅 徒歩3分
・診療時間:火〜金 10:00〜19:00/土日 10:00〜18:00
・休診日:月曜・祝日