皮膚科(本番)

皮膚科(保険診療)

ご挨拶・担当医紹介

ホームページをご覧いただきありがとうございます。VERDE CLINIC お茶の水の副院長、加藤卓浩です。

名古屋大学医学部卒業後、福井大学附属病院の皮膚科を中心に約10年間勤務し、その後ヘルスケアIT事業に携わりました。2024年に当クリニックを開設し、「待ち時間が少なく、気軽に受診できるが診察・説明をおろそかにしない」というコンセプトのもと、アクセスしやすく質の高い医療を提供することを目指しています。皮膚に関するお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。

皮膚疾患一覧

下記のリンクから選んで、疾患の詳細情報にアクセスできます。

疾患詳細

ニキビ(ざ瘡)

概要: ニキビは毛穴の詰まりと皮脂の過剰分泌、アクネ菌によって毛穴に炎症を起こす皮膚状態です。主に顔、背中、胸部に発生し、思春期を中心に幅広い年代に見られます。

主な症状: 炎症により赤い発疹となった赤ニキビ、膿を含んだ黄ニキビのほか、詰まった毛穴に皮脂が溜まった白ニキビ(面皰:めんぽう)、開いた毛穴に黒ずみが見られる黒ニキビがあります。

治療法: 毛穴の詰まりを改善させる塗り薬、アクネ菌に対する抗生物質(塗り薬、または飲み薬)による治療が一般的です。適切な洗顔や化粧品の使い方なども大切です。治りにくいニキビでは、自由診療でレーザー治療などを行うこともあります。

じんましん

概要: じんましんは、一般的にかゆみを伴う赤いミミズ腫れのような発疹です。原因がはっきりしないことが多いですが、アレルゲンに対する反応や身体のストレスによって発生することもあります。

主な症状: ミミズ腫れのように赤く盛り上がった発疹で、強いかゆみを伴うことが一般的です。出ては消えてを繰り返すことが多いですが、個々の発疹は通常24時間以内に消えるのが特徴です。

治療法: 抗ヒスタミン薬という飲み薬による治療が最も一般的です。このお薬が効きにくい場合は、他のお薬を併用することもあります。

アトピー性皮膚炎

概要: 湿疹ができやすい病気です。皮膚が乾燥しやすくアレルギーを起こしやすい体質が影響するとされます。

主な症状: 激しいかゆみ、赤み、そして肌の乾燥。皮膚の炎症を繰り返すことで肌が黒ずむこともあります(色素沈着)。特に肘の内側や膝の裏などには見られることが多いです。

治療法: 皮膚の乾燥が悪化の原因になるため、予防には保湿が大切です。湿疹には、ステロイドをはじめとした炎症を抑える塗り薬を使います。塗り薬だけでは症状を抑えるのが難しい場合には、飲み薬や注射の薬も検討されます。

いぼ(疣贅:ゆうぜい)

概要: いぼは皮膚にできる小さなできものを指します。代表的なものは、ウイルス感染による尋常性疣贅(じんじょうせいゆうぜい)や加齢・紫外線ダメージによる脂漏性角化症(しろうせいかくかしょう)です。
主な症状: 尋常性疣贅は手足の硬く小さなできもの、脂漏性角化症は顔の褐色で平坦なできものが多いですが、他の部位にできることもあります。
治療法: 液体窒素による凍結療法が一般的です。尋常性疣贅ではサリチル酸という塗り薬やヨクイニンという飲み薬を使うこともあります。


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フケ症・脂漏性皮膚炎

概要: フケが多くなるフケ症の代表的な原因が脂漏性皮膚炎です。脂漏性皮膚炎は、皮脂が多いことで頭皮や顔などに炎症(湿疹)を繰り返す病気です。マラセチア菌という菌が関わることもあります。

主な症状: フケの増加。頭皮や顔(特に額や頬、耳の周り)の皮脂の過剰な分泌によるテカリ、赤み、かゆみ。

治療法: 炎症を抑えるためにステロイドの塗り薬が用いられます。予防のためにマラセチア菌を抑える抗真菌薬の塗り薬を使うこともあります。

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水虫・爪水虫・たむし(白癬)

概要: 白癬菌の感染により発生する皮膚病です。足の水虫が代表ですが、爪(爪水虫)や体の他の部位(たむし)に起こることもあります。

主な症状: 皮膚の皮むけ、赤みやかゆみ、水ぶくれなど。爪水虫の場合は爪の変色や変形がみられます。

治療法: 白癬菌を抑える抗真菌薬の塗り薬が基本です。塗り薬が効きにくい場合は、飲み薬を使うこともあります。

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ワキ汗・手汗(多汗症)

概要: 過剰な発汗を起こすことを多汗症と呼びます。特に体質的なワキ汗(原発性腋窩多汗症)や手汗(原発性手掌多汗症)に悩まれる方が多いです。

主な症状: 日常生活に支障をきたすほどの過剰な発汗。

治療法: 発汗を抑える塗り薬を使うことが一般的です。ボトックス注射、手術などの治療もあります。

乾癬

概要: 皮膚の炎症の異常で、特徴的な発疹を繰り返す病気です。

主な症状: 典型的には、表面に粉を吹いたような少し盛り上がった赤い発疹ができます。特に、肘や膝、頭皮などが多いですが、全身にできる可能性があります。爪の変形や関節の炎症、膿の混じる発疹を伴うこともあります。

治療法: 皮膚症状に対しては、炎症を抑えるステロイドや皮膚の盛り上がりを抑えるビタミンDの塗り薬を使います。症状の強い方では、紫外線治療、飲み薬、注射の薬などを併用します。

虫刺され

概要: 虫による一時的な皮膚の反応です。多いのは蚊やハチなどに刺されてできる発疹です。ハチ刺されでは、アナフィラキシーショックの可能性に注意が必要です。

主な症状: 刺された部位の赤み、腫れ、かゆみ。アナフィラキシーショックでは、全身の発疹や呼吸困難、腹痛・下痢、失神などが起こり、時に命に関わることもあります。

治療法: 通常の虫刺されでは、主にステロイドの塗り薬が用いられます。かゆみを抑えるために、患部を冷やしたり、抗ヒスタミン薬を使うこともあります。アナフィラキシーショックを疑う症状があれば、救急車を呼んでください。

その他湿疹

概要: かぶれ(接触性皮膚炎)や乾燥、掻き癖や水仕事などによる刺激など、様々な原因で湿疹(皮膚の炎症)が起きることがあります。

主な症状: 赤い発疹でかゆみを伴うことが多いです。炎症が強いと、水ぶくれや膿、びらん(浅いきず)などを作ることもあります。

治療法: 主にステロイドの塗り薬が用いられます。原因がはっきりしている場合にはその解消が大切です。

院内検査機器・治療機器

当院では、以下の医療機器を用いて診断および治療を行います:

ダーモスコピー

ライトがついた拡大鏡のような診療器具です。皮膚の状態を肉眼より詳しく観察でき、より正確な診断が可能となります。主にほくろやしみ、できもの、脱毛部に用いられます。特にほくろやしみでは、皮膚表面の色素の状態から、メラノーマと良性のほくろやしみなどを正確に診断できる確率が高くなります。

ダーモスコピー使用例

生物顕微鏡

主に水虫(白癬菌)の確認に用います。他に、マラセチアやカンジダという菌、ヒトに寄生するダニなどの確認にも利用します。

生物顕微鏡使用例

院内血液検査機器(富士ドライケムNX700)

肝機能、腎機能、血糖値、コレステロール、貧血、膵臓、胆嚢などの評価。採血して10分ほどで結果が出ます。皮膚科では薬の副作用の確認などに用います。

院内血液検査機器の使用例

液体窒素治療器具

いぼやその他の皮膚病変を効果的に治療します。

液体窒素治療器具の使用例

医療連携

当院は、日本大学病院、杏雲堂病院、三井記念病院の連携医療機関です。手術などのより専門的な治療が必要な患者さんには近隣の医療機関をご紹介いたします(もちろん、連携医療機関以外のご紹介も可能です)。

予約・受診の流れ

予約CLINICSというサービスで診療の予約が可能です(2025年3月より従来のデジスマから完全に切り替わります)。
なお、オンライン診療の利用には、PCまたはCLINICSアプリをインストールしたスマートフォンが必要となります。アプリにはオンライン診療以外にも、診療をスムーズに受けるための機能が備わっていますので、もしよろしければインストールしてご利用下さい。アプリの通常利用に患者さんの利用料負担はありませんが、オンライン診療ではシステム利用料として診療1回につき¥300を診察料と併せて頂戴しております(PC利用でも同様です)。
来院・受付:予約日時になりましたらご来院ください。受付にて保険証(マイナカード)を認証いたします。受付が完了しましたら、診察室よりお呼びいたします(基本的に、同じ予約枠の方の診察順は受付の順となります)。
オンライン診療の場合には、予約時間になりましたらビデオ通話の呼び出しをさせていただきます(PCの場合には、CLINICSにログインしてお待ちください)。なお、対面診療、オンライン診療とも、状況により多少時間が前後することがございます。
診察:問診票に基づき診察を行います。
会計、処方箋・診療明細のお渡し:対面診療の場合には、診察後は受付に戻っていただき、そちらで会計と処方箋・診療明細等のお渡しを行います。オンライン診療の場合、会計はCLINICSでのクレジットカード決済になります。処方箋、診療明細等は、PDFデータで送信いたします(電子処方箋が利用できない場合は、FAX、郵送での対応となります)。

診療時間

診療時間
10:00 ~ 14:00
16:00 ~ 19:00

☆土曜日は、10:00~13:00、15:00~18:00 受付は診療時間終了の30分前まで

よくある質問(FAQ)

Q: 初診でもオンライン診療は可能ですか?

A: はい、可能です。ただし、対応できる病状や処方薬には制限があります(処方日数は最大7日分まで)。