マンジャロは肥満症に使える?ゼップバウンドとの違いを医師が解説

Created date 2026.08.23 Up date2026.08.23

「マンジャロは肥満症の薬として使えるのか」「ゼップバウンドとは何が違うのか」は、体重管理外来でよく相談されるテーマです。どちらも一般名はチルゼパチドですが、日本で承認されている効能・効果が異なります。

結論からいうと、マンジャロは国内では2型糖尿病治療薬として承認されています。肥満治療目的で使用する場合は、国内承認された効能・効果の範囲外となるため、適応外使用として位置づけやリスクを確認したうえで医師が判断します。一方、ゼップバウンドは同じチルゼパチド製剤で、肥満症治療薬として国内で承認されています。

目次

マンジャロとゼップバウンドは同じ成分の薬ですか?

マンジャロ、ゼップバウンドはいずれもチルゼパチドを有効成分とする注射薬です。ただし、販売名、承認された効能・効果、使われる場面が異なります。

薬剤名 一般名 日本での主な承認
マンジャロ チルゼパチド 2型糖尿病治療薬
ゼップバウンド チルゼパチド 肥満症治療薬

同じ成分だからといって、患者さんが自己判断で置き換えたり、目的を変えて使用したりしてよいわけではありません。BMI、既往歴、内服薬、血糖、血圧、脂質、肝機能・腎機能、食事量や生活状況などを確認し、適応と安全性を医師が判断します。

肥満症目的でマンジャロを使う場合の注意点

マンジャロは国内では2型糖尿病治療薬として承認されています。そのため、肥満治療目的で使用する場合は適応外使用です。適応外使用では、承認された効能・効果、用法・用量で使用した場合と同じ安全性・有効性が確認されているわけではありません。

ベルデクリニックで取り扱うマンジャロは、海外製未承認品や個人輸入品ではなく、国内一次卸から入手しています。診察時には、肥満治療目的では国内未承認であること、国内承認薬の有無、入手経路、想定される副作用、費用、継続可否を説明します。

ゼップバウンドは保険で使えますか?

ゼップバウンドは肥満症治療薬として国内で承認されていますが、保険診療で使用するには対象患者や医療機関の要件があります。一般的には、高血圧、脂質異常症、耐糖能障害などを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない方で、BMIや肥満に関連する健康障害の条件を満たす場合が対象になります。

当院の体重管理外来は自費診療です。保険適用の可否は医療機関の施設要件や診療体制にも関わるため、保険診療を希望される場合は対応医療機関での確認が必要です。

どちらを選ぶかは診察で判断します

薬剤選択は「どの薬がよく痩せるか」だけで決めるものではありません。BMI、糖尿病の有無、既往歴、内服薬、胃腸症状の出やすさ、費用、通院・オンライン診療のしやすさ、継続可能性を確認し、医師が総合的に判断します。

GLP-1/GIP関連薬では、吐き気、嘔吐、下痢、便秘、腹痛、食欲低下などの胃腸症状が起こることがあります。脱水、胆石、胆嚢炎、急性膵炎、低血糖症状、注射部位の赤みや痛みにも注意が必要です。強い腹痛、繰り返す嘔吐、冷汗やふるえなどの低血糖症状がある場合は、自己判断で継続せず医療機関へご相談ください。

ベルデクリニックの体重管理外来

当院では、ウゴービ、ゼップバウンド、マンジャロのご相談に対応しています。診療は健康保険を使用しない自費診療です。診察料は無料、保冷袋・保冷剤は無料、発送の場合はクール便送料1,300円です。

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