内科(保険診療)
ご挨拶・担当医紹介
ホームページをご覧いただきありがとうございます。VERDE CLINIC お茶の水の内科担当医、北澤篤志です。
医学部卒業後、約10年間大学病院や関連病院で腎臓内科・内科の臨床経験を積んできました。その後、公衆衛生大学院で生活習慣病の研究や産業医学を学び、大手企業の専属産業医として勤務しました。これらの経験を活かし、働く世代の健康管理をサポートするクリニックを目指しています。
診療疾患・症状一覧
以下の疾患について詳細をご覧いただけます。
生活習慣病
腎臓内科疾患
慢性疾患
日常疾患
健診後フォロー
疾患・症状詳細
高血圧
概要: 血圧が慢性的に高く、血管に負担をかけることで脳卒中、心筋梗塞、腎不全などのリスクを高める疾患です。血圧が140/90mmHg以上が持続する場合に高血圧と診断されます。原因としては、塩分過多、運動不足、ストレス、遺伝、加齢などが挙げられます。
主な症状: 多くは無症状ですが、頭痛、めまい、動悸、息切れ、耳鳴り、手足のしびれなどが現れることがあります。進行すると動脈硬化が進み、心臓や脳の疾患を引き起こします。
治療法: 減塩・カリウム摂取・適度な運動・体重管理などの生活習慣改善が基本です。必要に応じて降圧薬(ARB、ACE阻害薬、Ca拮抗薬、利尿薬、β遮断薬など)を使用します。定期的な血圧測定と、合併症の管理が重要です。
脂質異常症
概要: LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪の増加、HDL(善玉)コレステロールの低下により動脈硬化を進行させる病気です。脂質異常症は無症状のまま進行し、心血管疾患のリスクを高めます。原因として、食生活の乱れ、運動不足、遺伝、加齢、喫煙、飲酒などが関与します。
主な症状: 通常無症状ですが、動脈硬化が進行すると、狭心症、心筋梗塞、脳卒中のリスクが高まります。重度の場合は黄色腫(皮膚のコレステロール沈着)や肝機能障害が生じることもあります。
治療法: 食事療法(飽和脂肪酸・コレステロールの制限)、運動療法、禁煙、アルコール制限が基本です。薬物療法としては、スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、フィブラート系薬、エゼチミブなどを使用します。
むくみ(浮腫)
概要: 体内の水分バランスが崩れ、皮下組織や関節周囲に過剰な水分が貯留する状態です。血管から水分が漏れ出ることで発生し、腎臓・心臓・肝臓などの異常が関与していることが多いです。
主な原因疾患:
- 腎疾患: 慢性腎臓病(CKD)、ネフローゼ症候群、急性腎不全
- 心疾患: 心不全、拡張型心筋症、弁膜症、肺高血圧症
- 肝疾患: 肝硬変、肝不全、門脈圧亢進症
- 甲状腺疾患: 甲状腺機能低下症(粘液水腫)
- 血管疾患: 静脈不全、深部静脈血栓症(DVT)、リンパ浮腫
- 薬剤性: ステロイド、カルシウム拮抗薬、NSAIDs、ホルモン剤
- 栄養障害: 低アルブミン血症(低栄養、肝疾患、腎疾患)
- ホルモン変化: 妊娠、月経前症候群(PMS)
- その他: 長時間の立ち仕事、低温環境(寒冷浮腫)
主な症状:
- 足・顔・手の腫れ、靴がきつくなる
- まぶたの腫れ、体重増加
- 長時間立っていると悪化しやすい
- 圧迫すると指の跡が残る「圧痕性浮腫」
治療法:
- 生活習慣の改善: 塩分・水分制限、適度な運動
- 原因疾患の治療: 腎臓・心臓・肝臓の管理
- 薬物療法:
- 利尿薬(フロセミド、スピロノラクトン)
- 血管拡張薬(静脈不全に対して)
- 甲状腺ホルモン補充療法(甲状腺機能低下症)
- 圧迫療法: 弾性ストッキング(静脈・リンパ浮腫に対して)
逆流性食道炎
概要: 胃酸が食道に逆流し、食道粘膜が炎症を起こす疾患です。食道括約筋の緩みや、胃内圧の上昇(過食、肥満、妊娠など)が関与します。
主な症状:胸やけ、呑酸(口の中が酸っぱく感じる)、のどの違和感、慢性的な咳、嚥下障害が見られます。夜間悪化しやすく、長期間続くとバレット食道(食道癌の前駆病変)を引き起こすことがあります。
治療法:生活習慣改善(食後すぐ横にならない、寝る前の飲食制限)、胃酸抑制薬(PPI、H2ブロッカー)の使用、減量、禁煙、アルコール制限など。
睡眠障害
概要: 睡眠のリズムが乱れることで、日中の活動に支障をきたす状態です。不眠症、過眠症、睡眠時無呼吸症候群、概日リズム障害などが含まれます。
主な症状: 入眠困難、中途覚醒、早朝覚醒、日中の眠気、集中力低下、いびき、息苦しさが見られます。睡眠時無呼吸症候群では高血圧や糖尿病のリスクが高まります。
治療法: 生活習慣改善(規則正しい睡眠、カフェイン・アルコールの制限)、リラクゼーション療法、薬物療法(睡眠導入剤、メラトニン作動薬)などを行います。
花粉症・アレルギー性鼻炎
概要: 花粉やハウスダストなどのアレルゲンが鼻粘膜を刺激し、アレルギー反応を引き起こす疾患です。季節性アレルギー(スギ・ヒノキ花粉など)と通年性アレルギー(ダニ、ハウスダストなど)に分かれます。
主な症状: くしゃみ、鼻水、鼻づまり、目のかゆみ、涙目、喉の違和感が特徴です。症状が悪化すると、集中力低下や睡眠障害を引き起こすことがあります。
治療法: 抗アレルギー薬(抗ヒスタミン薬、ロイコトリエン拮抗薬)、点鼻薬(ステロイド点鼻)、アレルゲン回避が基本です。重症例では舌下免疫療法が検討されます。
下痢・便秘
概要: 下痢と便秘は腸の運動や消化機能の異常によって発生する症候で、さまざまな疾患の一部として現れます。
主な原因疾患:
- 感染症:ウイルス性胃腸炎、細菌性腸炎(カンピロバクター、サルモネラ)、寄生虫感染
- 消化器疾患:過敏性腸症候群(IBS)、炎症性腸疾患(クローン病、潰瘍性大腸炎)、腸閉塞
- 内分泌・代謝疾患:糖尿病性神経障害、甲状腺機能亢進症(下痢)、甲状腺機能低下症(便秘)
- 薬剤性:抗生物質(下痢)、オピオイド・抗うつ薬(便秘)
- 食事・生活習慣:食物繊維不足、水分不足、ストレス、不規則な食生活
胃もたれ・胃炎
概要: 胃の粘膜が炎症を起こしたり、胃の運動機能が低下することで消化不良や不快感が生じる症候です。
主な原因疾患:
- 胃粘膜の炎症:急性胃炎、慢性胃炎(ピロリ菌感染)
- 胃の運動機能低下:機能性ディスペプシア(FD)、糖尿病性胃不全麻痺
- 胃酸の逆流:逆流性食道炎(GERD)
- 薬剤性:NSAIDs、ステロイド、抗血小板薬(アスピリン)
- ストレス・生活習慣:アルコール、喫煙、暴飲暴食、不規則な食生活
風邪(Common Cold)
概要: 風邪はウイルス感染による上気道炎であり、主に鼻や喉、気管支に炎症を引き起こします。
主な原因疾患:
- ウイルス感染:ライノウイルス、コロナウイルス(一般的な風邪の型)、RSウイルス、アデノウイルス
- 細菌感染(重症化例):溶連菌感染症、副鼻腔炎、肺炎
- 免疫低下:糖尿病、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、HIV感染
- アレルギー性疾患:アレルギー性鼻炎(風邪に似た症状を引き起こす)
メタボリックシンドローム / 脂肪肝
概要: 内臓脂肪の増加により生活習慣病のリスクが高まる状態。
主な症状: 体重増加、腹囲の増大、血圧・血糖値の異常。
治療法: 食事・運動改善、必要に応じて薬物治療。
血糖値が高めの方(糖尿病予備群)
概要: 血糖値が正常範囲を超えた状態であり、放置すると糖尿病へ進行する可能性があります。
主な症状: 多くは無症状です。
治療法: 生活習慣の評価、基礎疾患や合併症の評価、適正体重の評価など
血圧が高めと言われた方
概要: 血圧が高めの状態が続くと、高血圧に移行し、脳卒中や心臓病のリスクが高まります。
主な症状: 多くは無症状です。
治療法: 塩分制限や運動療法、適正体重の評価など
肝臓・腎臓の数値が気になる方
概要: 健診で肝機能(AST、ALT、γ-GTP)や腎機能(クレアチニン、尿素窒素)の異常を指摘された場合は、臓器の負担がかかっている可能性があります。
主な症状: ほとんどは無症状だが、進行すると疲れやすさ、むくみ、食欲不振が現れることも。
治療法: 肝機能異常:飲酒制限、適切な食生活、脂肪肝対策。腎機能異常:減塩、水分管理、糖尿病や高血圧のコントロール。
血液や尿の異常を指摘された方
概要: 健診で貧血、白血球異常、尿タンパク・尿糖などの異常が見つかることがあります。
主な症状: 貧血:疲れやすい、めまい、息切れ。尿タンパク:むくみ、尿の泡立ち。
治療法: 貧血の場合は鉄分補給や食生活改善、必要に応じて薬の処方。尿異常は腎臓病や糖尿病との関連を精査し、適切な治療を行う。
院内検査機器のご案内
VERDE CLINICでは、院内迅速血液検査機器を用意しております。結果をわずか10分でお伝えすることが可能です。
富士ドライケムNX700(血液検査生化学検査機器)
- 検査時間:わずか10分で結果がわかります。
- 特徴:肝機能、腎機能、血糖値、コレステロール、貧血、膵臓、胆嚢などの評価が可能です。
- 検査項目:GOT, GPT, ガンマGPT, BUN, クレアチニン, HDLコレステロール, 総コレステロール, 中性脂肪, ヘモグロビン, アミラーゼ, 直接ビリルビン
内科診療の特徴
- 忙しい方も安心、ネット予約で予約優先制
- 事前Web問診で、受診前に詳細な情報整理が可能
- オンライン診療で自宅や職場から受診可能
- 健診結果を元にした具体的なアドバイス
- 迅速な院内検査で即日診断可能
- 電子処方箋に対応し、薬の受け取りもスムーズ
診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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10:00 ~ 14:00 | / | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | / | / |
16:00 ~ 19:00 | / | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | / | / |
予約・受診の流れ
予約
保険診療は、クリニクスというサービスで予約を承っております。初診時は当院ホームページや公式LINEからご予約いただくことが可能です。
なお、オンライン診療の利用には、スマートフォンのクリニクスアプリが必要となります。アプリにはオンライン診療以外にも、診療をスムーズに受けるための機能が備わっていますので、もしよろしければインストールしてご利用下さい。
アプリの通常利用に患者さんの利用料負担はありませんが、オンライン診療では、¥300のシステム利用料を診察料と併せて頂戴しております。
来院・受付
予約日時になりましたらご来院ください。受付にて保険証(マイナカード)を認証いたします。
受付が完了しましたら、診察室よりお呼びいたします(基本的に、同じ予約枠の方の診察順は受付の順となります)。
オンライン診療の場合には、予約時間の前にアプリより入室して下さい。予約時間になりましたら、クリニクスアプリでビデオ通話の呼び出しをさせていただきます。
(対面診療、オンライン診療とも、状況により多少時間が前後する可能性がございます)
診察
問診票に基づき診察を行います。
会計、処方箋・診療明細のお渡し
対面診療の場合には、診察後は受付に戻っていただき、そちらで会計と処方箋・診療明細等のお渡しを行います。
オンライン診療の場合、会計はクリニクスアプリによるクレジットカード決済になります。
処方箋、診療明細等は、PDFデータで送信いたします(電子処方箋が利用できない場合は、FAX、郵送での対応となります)。
よくある質問
Q: 健診結果の相談だけでも受診できますか?
A: はい、健診結果に基づいたフォローアップを行っています。
Q: 初診でもオンライン診療は可能ですか?
A: はい、可能です。ただし、処方日数が7日分までなどの制限があります。
Q: オンライン診療はどうやって受けるのですか?
A: 事前に「クリニクスアプリ」をインストールし、アプリ内で診療を受けることができます。